東京都立病院機構の皆様に講義をさせていただきました

こんにちは!毎日暑い日が続きますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
先週、東京都立多摩総合医療センター@府中にて東京都立病院機構の言語聴覚士の皆さんに出張講義を僭越ながらさせていただきました
東京都立病院機構は、東京都立の病院や医療センターを運営されています。
ここには、都立駒込病院、都立大塚病院、都立広尾病院、都立多摩総合医療センターなど、多くの病院が含まれます。
今回は言語聴覚士の先生方の勉強会で講師をさせていただき、音声障害についてお話をさせていただきました。
今回ご参加いただいた方々の勤務される病院の多くは、「急性期」という区分に相当する、患者さんの病気やケガの発症からまもない時期の治療に関わる病院です。
この時期は、全身状態が不安定で、命に関わる状態の変化とも向き合うことが多く、血圧や意識状態などバイタルのチェックを欠かさず行いながらリハビリをしていきます。また、手術を終えたばかりの患者さんも多く、手術による創部の痛みや行動制限も大きく、不安を抱えた方々も多くいらっしゃいます。
その中で、病気や手術の影響で「声が出ない、出にくい」という患者さんに遭遇することは少なくありません。
言語聴覚士としてまずできることは、音声障害の治療の全体像を知り、その中で急性期の役割を知っていただき次につなげることであると考え、私の知識と経験を共有させていただきました。
講義は皆さんとても熱心で、一緒にたくさん発声訓練もトライしてくださいました!
(発声訓練の一番のポイントは、言語聴覚士自身が恥ずかしがらずに声を出すことです!笑)
後にいただいた質問では、声帯についてだけでなく、呼吸機能についての質問や、お子さんの音声障害、カニューレについての質問など急性期らしい質問が多くありました。
講義では特に声帯麻痺に時間をかけてお話ししましたが、音声障害(声の出しづらさ)の多くは専門の病院でしっかりと治療すれば、良くなっていくものも多いです。特に声帯麻痺は、神経の麻痺によって声が全くでない方もいらっしゃいますが、「あきらめるしかない」といわれていた患者さんの声が、適切なリハビリや音声外科によって改善することも本当に多いのです。
まずはあきらめずに、専門病院(音声外来)やリハビリのできる言語聴覚士を探してみて下さい。
音声障害は、命にはかかわらなくとも、生活の質を大きく左右します。声が出るようになるだけで、毎日は格段に明るく楽しくなるものです。
一人でも多くの方々が、よりよい声とことばにより、毎日を自分らしく過ごせるようになれば良いなと思っています。
まだまだ夏本番、皆さんご体調に気をつけて夏を楽しみましょう!

