言語聴覚士が訓練以外にしていること
どうもこんにちは!
言語聴覚士の柳です。
暑くなってきて、そろそろ梅雨明けかな?と思いながら過ごしている今日この頃です。
さて、今回は「言語聴覚士の仕事内容」について書いてみたいと思います。
というのは、今日、「先生は患者さんがいないとき何をしているんですか?」という質問があったんです。
患者さんと接していないとき、私が何をしているか、ざっくばらんに書いてみようと思いますので、興味のある方は覗いていってくださいね。
訓練準備
これは当たり前の話ではありますが、患者さんのいらっしゃらないときは、訓練の準備をしています。
「今日の患者さん」の訓練準備を基本的にはしますが、「明日の患者さん」や「今週末の患者さん」の準備をしていることも多くあります。
訓練準備には、
①カルテの見直し
②検査結果のまとめ、評価のまとめ
④訓練内容の計画
⑤細かな訓練手順の計画・訓練教材の準備
⑥書物や論文からの情報収集
などが含まれます。また、訓練内容の計画は、患者さんの状況やニーズによって柔軟に変える必要があり、また達成するのが難しかった時にどのように教示を与えるか、どこまでできればOKとするか、方法を変更するか、なども準備しておきます。
また、年齢や性格なども加味して、音読教材や話題のネタ、絵カードなどもざっくり選択しておきます。
もちろん、ケースバイケースで、毎回すべてが予想通りに運ばないこともあり、難渋することもありますが、その場合はやはり書物や先行研究論文を探し、丁寧に読み直し、改善の糸口を検討していきます。
提携元・提携先クリニック、各機関への連絡
おかげさまで、当相談室は、関東圏内の耳鼻科クリニック、歯科クリニック、大学病院、福祉施設、保育園などの皆様から患者様のご紹介を頂いております。
これもひとえに、医師や言語聴覚士の仲間のみなさんのおかげです。本当にいつもありがとうございます。
医療業界では、ご紹介を頂いた提携元に「お返事」をお送りするしきたりがありまして、ご紹介いただいた患者様が検査の結果どのような症状であったか、どのように治療(訓練)方針を決めたのか、「その後」をお伝えすることになっています。
ですので、私も僭越ながら、ご紹介をいただいた機関には、可能な限りお返事を書かせていただいています。
紹介元の先生からしても、やはりこのようなご報告があった方が、安心感につながると思うんですよね。
少しでもうまく連携をして、より良いネットワークができたら、なんて思っています。
自宅練習の課題づくり
当相談室では、対面訓練のほかに、オンラインセッションを提供しているのですが、毎回の自宅練習も訓練時間外に作成しています。
自宅練習の内容を一人一人に合わせてデータで作成しお渡ししています。
大人の方でも子供でも、自宅練習を「見える化」して毎日行えるよう、量や内容を考えて作成しています。
物品・部屋の管理
それと、これはとても地味な作業ですが、教材づくりや物品の管理もしています。
訓練には、舌圧子、プラスチックグローブ、ストローなどの消耗品を使うのでその発注、書類の印刷、検査用紙の発注などなど。
お子さん用に鉛筆や色鉛筆を削ったり、おもちゃのお手入れや、清掃作業から植木の水やりまで。
また、お部屋も掲示物を作ったり不具合のある場所を修理したりと何かとちょこまかしています。
小さな相談室ではありますが、皆さんに気持ちよく使っていただけるよう、心を込めてご用意しています。
お電話・メール対応
訓練中は、電話が鳴ってもなるべく出ずに、訓練に集中するようにしています。
ですので、訓練外の時間でお電話やメールには対応させていただいています。
嬉しいことに、時々ですが患者様からの喜びのメッセージを頂くこともあり、にまにましながら読ませていただいています。
「声が出なかったのがだんだん出てきました」「息子が人と話すのをためらわなくなり、友達が増えました」
「無事に発表会で思うように話せました」などの言葉を読ませていただいています。こういったご連絡を頂くたびに、セラピストとして本当に嬉しくなり、「訓練を一緒にやってきてよかった」と思える瞬間です。訓練がうまくいかない時期があったケースほど、感慨深かったりもします。
訓練では、毎回できる限りその方と「人として」向き合うように心がけています。ですので、ふと「あの方どうしてるかな」などと思い出したり、勝手に心配になってみたり、成功を願ったりしています。これは何も私だけではなく、医療従事者であれば日常的に思うことで、ドクターやリハビリ職の仲間と、よく休憩中の会話に出てきたりするほどです。
人と人とが向き合い、また時には同じ方向性を向いて共に取り組んでいく職業だからこその冥利だと思います。
「良い仕事ですね」
そういっていただけることも多く、これからもそう思っていただけるようなセッションをしていきたいと思っています。
教育・講演準備
現在は、常勤1名、非常勤1名という形で運営していますが、今後はさらに他機関との連携を増やし、スタッフの枠も広げていけるようにしたいと考えています。
言語聴覚士も人間ですので、代表である私にも、もちろん得意・不得意の分野があったりします。
これからは、私の不得意な分野をカバーしてくれる方に協力していただきながら、逆に私の技術をシェアし、得意分野を広げていっていただけたら嬉しいなと思うのですが、一朝一夕でできることではありません。
まだ道のりは長いですが、一歩ずつ、後輩の育成、他機関での教育講演を通し、仲間を増やしていければと、また日々奮闘していきます!
最後に
今日は、簡単ながら、「言語聴覚士は訓練以外は何をしているの?」のご質問にお答えしました!
こちらでは、またざっくばらんな内容で記事を書いていこうかと思っていますので、ご質問やリクエストがありましたらお気軽に教えてください!
それでは、また!

