プレゼンは話し方で決まる!人前で話す声と滑舌を身につけよう

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 今回は、大人の社会人・ビジネスパーソンの方向けに、人が聴きやすい話し方についてお伝えしていきたいと思います!

プレゼンが全然伝わらない…話し方や滑舌を良くしたい!

 ビジネスでプレゼンや人前で話す機会のある方々は多くいらっしゃると思います。自分の伝えたいことをしっかりと理解してもらうために、堂々とはっきり話したいものですよね。しかし、大事な場面や大勢の前では緊張する、うまく話せない、声が出にくいなどのトラブルもつきもの。これらをコントロールするのはなかなか大変ですよね。

 こちらでは、プレゼンや人前で話すときに気を付けると良いことをご紹介し、自信をもってスピーチや発表ができるようお手伝いしたいと思います。

人が聴きやすい話し方とは?

 人の印象は第一に見た目、第二に話し方でほぼ決まるという説もあるほど、話し方は重要です。話し方は緊張や不安で思うようにいかないこともあるので、普段から準備しておくことが大切です。前もって準備しておけば、本番でも自信を持つことができ、表情に余裕ができたり、とっさのアクシデントや思いがけない質問にも対応出来たりするでしょう。練習の際には、以下の点に気を付けると聞きやすいスピーチにつなげられるでしょう。

チェック項目

☑声:十分な大きさ。声が高すぎない/低すぎない。聞きやすい声質である。

☑滑舌:言葉がはっきりと聞こえる。他の言葉と聞き間違えることがない。

☑話すスピード:速すぎない。遅すぎない。大事な箇所はゆっくり強調する。

☑間の取り方:相手に考えたり理解したりする時間を与える。緩急をつける。

スピーチは同じ内容でも声、滑舌、話すスピード、間の取り方で伝わり方や印象が全く変わってきます。上記のチェック項目で話し方を見直し、周りの人と差をつけていきましょう!

プレゼン練習に必要!簡単!発声・滑舌トレーニング!

発声練習

 声の大きさ・高さ・声質などには呼吸練習が有効です。声が小さい方、声がつまってしまう方、のどに力が入りすぎてしまう方などは発声時に空気をしっかりと吐けていないかもしれません。肩やのどの力を抜き、しっかりと息をはく発声を意識することが重要です。また、一度録音してみて、声の高さをチェックすると良いでしょう。声が低いと、自信があり説得力が出てきます。声が高いと明るく上品などの印象を与えやすいです。練習しても声が良くならない場合は何か喉(声帯)や発声法に問題があるかもしれません。言語聴覚士による発声訓練(音声治療)で改善できる方も多いですので一度言語聴覚士のいる機関を受診することをお勧めします。

滑舌練習

 難しい専門用語や言いにくい言葉は、まずゆっくり正しく言うように心がけましょう。ゆっくり正しく言えたら、徐々にスピードを上げていき、本番ですらすら言えるように反復練習しましょう。どうしても言いにくい言葉がある方(サ行、カ行、キ・シ・チが言いにくいなど)、発音の癖が強い方は、言語聴覚士による訓練を受けることをお勧めします。専門的に訓練で治すことができることも多くあるので、一度診てもらうと良いかもしれません。

こちらも参考にどうぞ→滑舌をよくする方法をプロの言語聴覚士が徹底解説!

話すスピードの練習

 一度原稿を読んで録音しましょう。話すスピードは速すぎたり遅すぎたりしませんか?速すぎると、焦って自信がないように見えたり、聞き手の理解が追い付かなかったりというデメリットが考えられます。そもそも話すスピードが速すぎると、自分の滑舌や発声が崩れやすくなるので、適度な速さを心がけましょう。逆に遅すぎると、テンポが悪く緊張感がなくなる(眠くなる)、退屈・物足りないと感じる可能性があります。このような場合は、少し速めに読めるように内容を理解し繰り返し練習しましょう。また話のテンポが崩れないように、原稿を読みやすく書き直す、資料の提示タイミングを調整するなどの準備を加えることも良いでしょう。   

スピーチやプレゼンの直前にやってほしいこと

水を飲む 

 声帯や舌などが乾燥すると滑らかに動きにくくなります。本番前に口が乾くという方も多いのではないでしょうか。本番前に飲めるように必ずお水を用意しておきましょう。飲むものはカフェインや糖分を含まないミネラルウォーターが最も良いでしょう。

息をはく

 緊張すると胸や肩が上がってしまい、息を吐くことができなくなる方がよくいます。   息をしっかりはけないと声が小さくなったりつまったような声質になったりして伝わりにくくなります。深呼吸は大事ですが、特に息をしっかりはくことを意識してみてください。

練習した箇所を思い出す

 事前に練習した中で、言いにくい箇所や要点を復習し小声でリハーサルしましょう。

プレゼンやスピーチがうまくいくイメージをする

 最後に、プレゼンやスピーチがうまくいく自分を想像しましょう。明るく、堂々と話したいのか?重厚感を出して説得力を持たせたいのか?親しみやすい雰囲気を出したいのか?イメージを明確化することで想像する自分に近づきやすくなります。

まとめ

いかがでしたか?ご自身のスピーチをこの機会に見直してさらに磨きをかけてみてはいかがでしょうか。何かお困りの点、ご不安なことがあれば、専門職である言語聴覚士に診てもらうと良いでしょう。当相談室では専門の言語聴覚士が医学的な立場から、その方に合ったアドバイスや訓練法をお教えしています。オンラインでも訓練が可能ですのでどうぞお気軽にお問い合わせください。

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